令和２年第４回丸亀市議会では、新型コロナウイルス感染症に関連した複数のテーマについて議論が行われた。
まず、臨時休業期間中における教育委員会の取り組みの様子が注目される。納得のいく教育の提供にむけて、丸亀市教育委員会は各校と連携し、家庭での学習支援に力を入れている。「各学校の実態に合わせた宿題や課題を作成し、配布することで自宅学習を支援した」と、教育長の金丸眞明氏は説明する。さらに、インターネットを活用した学びの支援サイトを開設し、家庭向けに情報源を提供している。だが実態としては「すべての子供がインターネットに接続されているわけではなく、注意を要する」とも指摘されている。
次に、特殊教育環境の整備と共に、家庭訪問や電話での連絡を通じて生活指導も行うため、教育的配慮が求められる。文章に基づいた自立した学びを刺激するために、各学校が童話や課題の多様化を図っていることは明白だ。また、学校の役割を果たすために、在宅での支援方法を科学的に実施し、それを学校に戻す取り組みも見られる。
新型コロナの影響は、学習のみならず、部活動にも及んでいる。例年行われる修学旅行や運動会などの行事も中止や規模縮小になる場合が想定されており、教育の充実に向けた公平な環境作りが引き続き求められる。こうした事情を受けて、児童生徒の未来を築くためにも、今後の教育環境の見直しが重要視されている。
特に、18歳以上の学生や高齢者に関して温かい手当てが必要となる中で、丸亀市が独自に提供する支援策が論じられた。市長の梶正治氏は、収入の著しい減少や仕事の状況に配慮し、将来に向けた意識の高い支援策を提言する姿勢が伺えた。特に学生に対しての教育的支援は、制度的に強化する必要があり、「市民生活を守る施策に重点を置く方針を続けていく」と声明した。
しかし、課題として「全ての学生に食料支援を施すのは現実的ではない」との考えも示し、必要な範囲での援助を行う方針を示した。
オンライン教育の拡充については平行して進行中であり、「ＧＩＧＡスクール構想に基づく環境整備を今後進める意向がある」と教育長も意欲を示している。特に、オンライン授業については、インターネット環境の整備が重要で、今後の課題として挙げられている。また、感染症への防止策を講じつつ、学校行事の実施、児童生徒の健康確認など、万全の体制を整えながら進める必要があるとされている。
このように、丸亀市議会では新型コロナウイルスに伴う教育と生活の実態を総合的に見直し、今後の方向性について議論を重ねている。特に教育における社会的役割、生活支援策の充実に一層の考慮が求められている中、地域全体での支え合いが重要であるとの認識は強く表れた。