令和3年第6回丸亀市議会が開催された。議会では様々な重要な議題について活発な議論が交わされた。特に注目を浴びたのは、デートDVや雇用創出、気候変動という重要なテーマであった。
デートDV(デート・ドメスティック・バイオレンス)は、交際関係において発生する暴力であり、身体的・精神的な被害を与えるものである。議員は、デートDVの実態を踏まえ、市民の意識を高めるための教育プログラムの必要性を強調した。察知した問題に対して適切に対応するため、市は学校を通じた啓発活動やボランティア団体との連携を進めている。今後、これらの教育が丸亀市の未来を担う世代にしっかり根付くことが期待されている。
雇用創出に関しては、丸亀市が企業誘致のために行なっている施策が紹介された。市では企業立地促進奨励制度が設けられており、新設や増設に対して総額500億円の上限で補助金を交付している。過去数年間で複数の企業がこの制度を利用し、新たに雇用が生まれている実績も報告された。一方で、働き手が不足している現状もあり、引き続き求人情報の周知が求められる。
気候変動問題への取り組みも重要な議題の一つであり、丸亀市はゼロカーボンシティを宣言した。市では脱炭素社会に向けて多角的な施策を進め、市民への啓発や教育が不可欠であると議員は指摘した。具体的には、電気自動車の導入や啓発用ポスターの作成が提案され、さらに市民の意識を高めるための方策が求められている。
また、ブロック塀撤去支援制度や太陽光発電システムの設置補助についても言及があり、これにより市民が安心して生活できる環境づくりや、地域の活性化が促進されることが期待される。特にブロック塀問題は自治体にとって急務であり、取り組みの促進が求められている。
全体として、丸亀市議会では市民の生活の質向上や持続可能な社会の実現に向けた重要な施策が次々と提案されていた。