令和2年第4回丸亀市議会6月定例会が開催され、議員たちは様々な質問を通じて市政や地域課題について議論を深めた。
初めに、議長は議事日程を確認し、出席の25名による会議を進める旨を宣言した。この定例会では、特に一般質問が注目された。
最初の質問の話題は、マスクの配付についてであった。国から家庭へのガーゼ製布マスク配布が始まったものの、多くの市民がそれを待ち望む中、配付の遅れによる混乱を市民生活部長の小山隆史君が説明した。小山氏は、使用されていないマスクを回収し配付する施策を検討し、また防災バッグへのマスクの保存を推奨する考えを示した。
次に、教育長の金丸眞明君は、新型コロナウイルスによる子供たちへの心的影響について強調した。学校の再開に際し、教師と児童の信頼関係構築を重視し、ストレスを和らげるよう努めるとし、保護者への情報提供も重要視した。学校教育では、カウンセリングやソーシャルワーカーとの連携を進め、差別意識の撲滅に向けた対応を強調した。
また、ニッカリ青江の展示に関する質問では、市の教育部長が予定通りの開催を目指し、感染拡大防止のガイドラインに沿って準備を進めていると答えた。入場者数が多い場合の対策として、時間指定の入場整理券配付についても前向きに検討する姿勢を示した。
さらには、若年層への生活様式の理解度向上に重点を置く必要性を指摘し、ニッカリ青江公開展示等の文化行事の重要性についても言及した。コロナ禍における新たな生活様式への適応ができるよう、市民および文化施設間の連携も掲げられた。
このように、丸亀市議会では新型コロナウイルスの影響を考慮に入れた多方面での施策が進行中であることが議論され、今後の市民生活に寄与することが期待されている。