令和3年第6回丸亀市議会12月定例会が開催され、議案の一括審議が行われた。
市長の松永恭二氏が議案の提案理由を説明した後、教育民生委員会や都市環境委員会からの報告が続いた。教育民生委員長の東由美氏は、議案第72号の「令和3年度丸亀市一般会計補正予算(第7号)」に関する審査結果を報告し、予算計上の理由として施設の耐力度調査や家庭的保育基準の改正について触れた。特に、家庭的保育事業については、業務の簡素化や職員負担軽減が期待されるとコメントした。
続いて、都市環境委員長の大西浩氏は、丸亀港防波堤災害復旧事業費における財源確保に対する懸念を示しつつ、業務の実態に基づいた運営費の見直しが行われたことを強調した。委員長報告の末、直ちに討論に突入したが、質疑はなかった。
その後は議案第99号と第100号、つまり「令和3年度丸亀市一般会計補正予算(第8号、第9号)」の可決が行われ、特に18歳以下の児童への臨時特別給付に向けた支出が盛り込まれた。この新たな施策が市民生活に与える影響についても議論が続いた。
意見書に関しては、第3号から第5号までの一括上程が行われ、選択的夫婦別姓制度についての国への議論を求める意見書が特に注目された。議論の過程では、多様な意見が示され、法制化に向けた意義が再認識された。
議長の真鍋順穗氏は、議案が全て原案通り可決されたことを報告し、会議は閉会。市長も年末の挨拶を行い、市民生活の支援に対する感謝を表明した。競技大会の影響といった社会的課題への関心、また将来的なまちづくりについての重要性を改めて確認する機会にもなった。市の未来を見据えつつ、各議員の責務が強調される場となった。