令和2年第6回丸亀市議会12月定例会継続会が12月17日に開会した。
出席議員は25名であり、会議録署名議員として大西浩氏と香川勝氏が指名された。
日程第2では、令和2年度の一般会計補正予算およびモーターボート競走事業会計補正予算について審議された。教育民生委員会の武田孝三委員長は、議案第96号に関する審査の結果、原案を可決したことを報告し、入館料減少に伴う指定管理料の増額について具体的な説明を行った。入館料減少の影響で、指定管理料が約32万円増額されると述べた。
次に、都市環境委員会の香川勝委員長が報告した。市民生活部に関する議案が原案通り可決されたが、上下水道料金の助成を求める陳情が不採択となった理由についても言及した。特にコロナ対策として市民団体に対する補助金が実施されることが重要だと強調した。
続いて、総務委員会の神田泰孝委員長は売上減少に対する支援策として、リユースタイプの感染防止衣が新たに整備される旨を報告した。また、特別職の報酬引き上げに関する不当要求疑惑の調査が行われ、疑惑が肯定された結果について論じられた。
続く議案第97号では、モーターボート競走事業の経営状況に関する報告があり、コロナの影響にも関わらず営業収益が255億円の増額補正を行ったと説明された。市民生活を支えるための取り組みも言及され、国の支援にも期待が寄せられた。
請願第七号の審査では、核兵器禁止条約の批准を求める意見書の採択について賛否が分かれた結果、不採択が決定した。これに対し、中谷真裕美氏が賛成意見に立ち、核廃絶の重要性を強調した。
最後に、議案第114号について新型コロナウイルスワクチン接種体制の構築が求められ、意見書案第4号も原案通り可決されることが確認された。市民生活に直結する議決が行われる中、市議会は再発防止策や信頼回復に向けての取り組みを着実に進める姿勢を見せている。