令和4年第5回丸亀市議会9月定例会継続会は、9月14日に開会され、24名の議員が出席した。今回の会議では、一般質問が行われ、様々なテーマが取り上げられた。
まず、教育長である末澤康彦氏が、GIGAスクール構想についての質問に回答した。彼は、学校教育の情報化推進の一環として、児童・生徒にタブレットを配布し、ICT環境を整備することで、教育現場におけるデジタルツールの利用促進に努めていると述べた。また、生徒数の多い学校で通信網の課題があることを認識しており、改善に向けた取り組みを進めていると強調した。
次に、武田孝三議員は、子どもたちが使用する運動場の有効活用に関する提案を行い、校庭開放を地域住民に対して弾力的に行うことの重要性を訴えた。教育長は、地域運営協議会ならびに地域住民との連携を強化し、学校の運営において地域住民が積極的に関与することの意義を認識していると返答した。
加えて、新型コロナウイルス感染症対応に関する地方創生臨時交付金の活用についても言及があり、松永恭二市長は、当地域の経済回復を見据え、迅速な対策が必要であると述べ、特に中小企業への支援策を検討していることを明らかにした。
離島地域においては、イノシシ被害が深刻化しており、守家英明議員がその対策を訴えた。市長は、捕獲や防止策などの施策が効果的に進められるよう、関係機関とも連携してさらなる対策を講じる必要があるとの認識を示した。
最後に、市内のモーターボート競走からの繰入金についても言及があり、松永市長は、これまでの成果をもとに地域振興への活用を考えており、透明性を持って運用することの重要性を強調した。
議会は、今後も市民のニーズに応えつつ、本市の発展を図るため様々な政策を推進していく意向を示している。