令和4年第6回丸亀市議会12月定例会が2022年12月21日に開かれ、様々な議案が審議された。
主な議題の一つは、令和4年度の一般会計補正予算に関する議案第94号である。
議案内容には、新型コロナウイルス感染症に対する物価高騰対策が含まれており、多くの議員がその必要性を訴えた。特に日本共産党の中谷真裕美氏は、給食センターの建設計画について指摘し、基本的な計画が不十分で急ぐ必要はないと強調した。
教育民生委員会の審査では、学校給食の無償化に関する質疑が行われ、具体的な調整が求められる状況となった。特に、小・中学校の給食費無償化への反響や、対象外の児童数についての詳細なデータが求められた。
また、健康福祉部の審査では、不妊治療の助成に関する補正予算の変更が発表され、具体的な助成内容の見直しが行われることとなった。市は保険適用外の治療費をカバーする試みを強調し、市民への周知方法も検討している。
都市整備部では、コミュニティバス利用者支援事業費が審議され、予算の見直しや運行計画についての質疑が交わされた。住民からの意見を踏まえた改善策も求められている。運行コストと乗客数の見通し、今後の料金体系に関する議論があり、利用促進策が重要とされた。
さらに、議案第111号の一般会計補正予算では、出産・子育て応援交付金事業費が計上され、地域の子育て支援に力を入れる姿勢が示された。この施策は、自主的な政策推進を目的としており、市民生活を支える意義が強調された。最終的に、採決を行った結果、議案が賛成多数で可決される運びとなった。
最後に、議員派遣に関する決議が行われ、今後の課題と市民の生活現場からの声を反映した体制づくりが求められる一日となった。