令和3年第2回丸亀市議会5月臨時会が、5月7日に開催された。議会では議長、副議長の選挙が行われ、議案の審議が進められた。
臨時会では、まず議長の選挙が行われた。臨時議長の真鍋順穗氏が議長に選出された。新しい議長として「ウイズコロナの時代、経済活動を進める中で、市民の幸せを追求する」と強調した。
次に、副議長の選出も行われた。福部正人氏が選出され、今後議会運営を支える重要な役割を担うことになった。彼は、「議長を支え開かれた議会を目指す」と述べた。
また、会期が本日1日と決定し、次に起立採決で常任委員会委員や議会運営委員会委員の選任も行われた。役員の選任後、各種報告も行われた。
特に注目されたのは、議案第36号と37号の専決処分についてである。市長の松永恭二氏は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた市民を支援する意図を説明した。独り親世帯に対する生活支援特別給付金の支給を含む1億400万円の補正予算を盛り込んでおり、さらに今回は1世帯あたり5万円が支給される。この点について、中谷真裕美議員は、申請の概要や周知の方法について質問し、具体的な説明が求められた。
市長は、計画の早期実施を約束し、特別給付金の支給対象者に対し周知徹底できるよう努力すると回答した。また、他の議員からは、支援策の独自強化についての質問も出され、昨年に続き市独自の取り組みを行う考えには苦慮しているものの、引き続き施策には力を入れていく姿勢が示された。
また、教育委員会委員任命の同意についても議論が行われ、全員一致で承認された。今回の臨時会では、地方自治法に従い、スムーズに議案が進行し、議会の機能が着実に果たされることが確認された。
臨時会では、すべての議案が承認され、午後11時50分に閉会した。今後も引き続き、市民生活の安定に寄与するため、議会と市行政の連携が求められる。