令和2年第5回丸亀市議会9月定例会が開催され、重要な議案が討議された。
市長の梶 正治氏は、議案第93号に関連し、コロナウイルス感染症に伴う予防接種費用を助成するため、1億5486万4千円の補正予算を提案したと述べた。
市長は、印象的な説明を行い、高齢者や子供のインフルエンザ予防接種に対応する計画について強調した。
さらに、認定第1号として「令和元年度丸亀市一般会計及び各特別会計歳入歳出決算認定」及び議案第75号「令和元年度丸亀市モーターボート競走事業会計利益の処分及び決算の認定」も議題に上がった。
決算特別委員会の報告が行われ、委員長の川田 匡文氏が審査結果を詳細に報告した。
審査の中で、健康福祉部に関して、生活保護費の医療扶助が4,900万円減少した理由について問われ、医療扶助の減少要因として入院件数の減少や健康診査の実施などが挙げられた。
質疑の応答が行われ、詳細な報告と共に協議が進行した。提案された予算案は、賛成で可決された。
次に、物品購入についての議案では、丸亀市内小・中学校に向けてGIGAスクール構想に基づき、パソコン端末が購入されることになった。
水本 徹雄議員が物品仕様について懸念を示し、性能向上を求める意見を述べた。
GIGAスクールに関する心配の声が多く、質疑応答や討論が行われたが、最終的に両議案は賛成多数で可決された。
また、産業文化部や消防本部に関する議案も承認され、中央の施策が市民生活にどのような影響を与えるかが議論された。
市長が地域貢献と市民サービス向上のための施策を強調し、議会中に議員からさまざまな意見が寄せられたことが印象的だった。
今会議を経た提言書が提出される見込みであり、次期の予算編成に向けた動きも期待されている。