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丸亀市議会、図書館移管議案を審議

丸亀市第5回議会で、図書館の所管移管や指定管理者制度など重要な議題が審議される。
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令和元年第5回丸亀市議会12月定例会の継続会が開かれ、議題として多くの議案が提案された。

議案の中で注目されたのは、丸亀市の行政組織条例等の一部改正に関する議案第76号および図書館の所管移管についてだ。特に、小橋清信議員は図書館を教育委員会から市長部局へ移管する理由とその影響について質問した。

小橋議員は、教育委員会が図書館と学校図書館の連携を維持すべきだと訴え、教育的理念に基づく管理が妥当であるとの見解を述べた。これに対し、市長公室長の横田拓也氏は、図書館を生涯学習の拠点施設と位置づけ、一層の充実を図るために移管を行う理由を説明した。

議案第93号についても質疑があり、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館の指定管理者を公益財団法人ミモカ美術振興財団とすることが提案された。中谷真裕美議員は、直営から指定管理者への変更に際して、その理由や目的を確認した。また、運営形態の適切性及び市民に対する開かれた美術館の運営が進められているか懸念を示した。

産業文化部長の山地幸夫氏は、指定管理者制度に戻す理由として、専門性を持った業者に運営を任せる方が効率的だとし、より良い文化芸術振興のために必要な選択であると強調した。

さらに、職員の給与に関する議案の質問も挙がったが、給与水準と財政状況を慎重に考慮する必要性が議論された。どのように人事院勧告に従った給与改定が影響するか、また、他市との比較も含めて説明が求められた。横田市長公室長は、過去5年間の増加率や事務所の運営状況について詳細に述べた。

本議会は、議案が各常任委員会に付託されることとなり、各議題について今後さらなる審議が続けられる。一連の議論を通じて、市民生活への直接的な影響ともなる重要な施策が検討されていることが浮き彫りとなった。市民の不安を払拭し、開かれた議会としての役割を果たすため、透明性のある議論が求められるであろう。

議会開催日
議会名令和元年第5回丸亀市議会12月定例会
議事録
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