令和4年第4回丸亀市議会は、6月9日に開催され、コロナに関連する教育の学びの確保が議題に上がった。教育長の末澤康彦氏は、コロナの影響で新たな授業形態やオンライン授業が導入されたことを強調し、学生たちの学びを尊重した取り組みが進められていると述べた。
また、成人式に関しても、地域とのつながりを深めるための工夫が求められている。市民生活部長の田中壽紀氏は、成人式を通じて帰郷を促進し、特に新成人を祝い、地元の温かさを感じてもらうための活動を行うことが重要とした。
丸亀城下町の保存と活用に関しても、都市整備部長の伊藤秀俊氏が、現存する歴史的な建物の保護と新たな価値創出が求められていると述べた。市としても、民間事業者との連携を強化し、積極的に保存活動に取り組む考えを示した。加えて、待機児童問題が議題に上がり、教育の質の向上と保育士の確保策が強調された。特に、保育士の待遇改善策や新生活支援事業が導入され、地域のニーズに応じた保育環境の整備が進められている。
さらには、パートナーシップ制度や出会いから結婚への支援についても論議され、市長の松永恭二氏は、結婚支援の強化が重要であるとし、地域の企業とも連携した取組が必要だと強調した。市は、これまでの施策の見直しと新たな手法の導入に注力し、市民が住みやすい環境づくりに努める姿勢を示した。
市民の意見を反映させるため、eモニター制度など新たな市民参画の仕組みが提案され、これを軸に市民との対話を重視した政策形成が進められる。特に、デジタル庁のアイデアボックスの導入に向けた検討も進められ、住民参加型の政策形成が期待される。若者の移住を促進するために教育施策の充実や市の魅力をアピールする取り組みが重視されている。