令和4年12月7日、丸亀市の議会において重要な施策が議論されました。
特に注目を集めたのが、高齢者支援や子育て支援に関する施策、及びハーフマラソン大会の改善提案です。
議員の福部正人氏は、運転免許の自主返納を促す施策について触れ、タクシー利用券の配布やデマンド型交通の導入を提案しました。具体的には、自治体によるタクシー助成の実施が必要だと訴えました。福部氏は、例えば隣の宇多津町が実施するタクシー利用券による支援策を引き合いに出し、自らの移動手段確保の重要性を強調しました。
福部氏はまた、青い鳥教室の状況についても言及し、児童の活動スペースを広げるために、専用区画面積の定義を見直す必要があると指摘しました。特に、感染症対策の現在、狭い教室では児童が快適に過ごせる環境を整えることが急務です。市側は、適正な空間を確保しつつ、密にならない運営を工夫していることを報告しました。
次に、福部氏は学校図書館への新聞配備について求めました。特に、文部科学省の計画では、小学校に2紙、中学校に3紙の新聞を配備することが掲げられています。市側は、すでに一部学校で新聞配備がなされていることを述べ、今後も利用状況を見ながら充実を目指すと応じました。
アドバンス・ケア・プランニング(ACPC)の周知についても質問がありました。市側は、具体的な取り組みとして、エンディングノートや情報提供を行っていることを説明しました。今後は市民の理解を深め、より多くの人にA.C.Pの重要性を伝える努力が必要だと強調しました。
さらに、疫病の影響を受けたイベントの情報集約についても触れました。市から提供される情報が多くの参加者に届くように、イベント情報を一元的に扱う仕組みを整えることが求められています。
最後に、福部氏が提案したボランティア活動の情報集約について市側は、具体的な実施に向けて調整を進め、可能な限り多くの情報を掲載することを検討することを約束しました。
以上のように、丸亀市議会では、高齢者支援施策や子育て支援に向けた施策が幅広く議論され、市民の声が反映された多様な提案が次回に向けて期待されています。