令和3年第6回丸亀市議会の継続会が12月8日に開催され、市政の重要課題について議論が交わされました。
まず、ワクチン検査パッケージ制度に関する質問に対し、神田 泰孝議員は感染対策と経済活動の共存を求め、松永 恭二市長はこの制度が行動制限の緩和に役立つと述べ、県と連携した情報提供の重要性を強調しました。
次に、ピンクリボン月間の取り組みについても神田議員が質問を行い、啓発活動が十分でないとの指摘に対し、宮本 克之健康福祉部長は継続した啓発活動の重要性を説明し、今後も努力する方針を表明しました。
続いて、神田議員はユニバーサルデザイン(UD)フォントの導入について言及し、その使い道を問いました。栗山 佳子総務部長は、公共文書の視認性を高める観点からも、UDフォントの導入が今後進められる見通しであると回答しました。
その後、岡田 剛議員は地下道の管理や放置自転車の問題を取り上げ、特に放置自転車対策の強化を市に求めました。また、公共交通に関する問題では中谷 真裕美議員が、坂出市との連携を強化し、通学・通勤する際のアクセス向上を図るバス路線の整備を呼びかけました。吉本 博之都市整備部長は、課題解決へ向けた検討の重要性を認識しつつ、自らの努力が必要であると答えました。
さらに、丸亀市の新市民会館の進捗状況についても多くの質疑がありました。特に、新会館の設計に関して市民からの意見を聞くための機会が求められ、議論を重ねていく必要性が強調されました。
最後に、水道料金や下水道料金の値上げについても懸念が示され、松永市長は市民の生活への影響を考慮し、今後の取り組みに努める意向を示しました。全体を通して、市民生活に密接に関わる広範なテーマが扱われ、市民に対する説明責任や透明性が繰り返し訴えられた会議でありました。今後の丸亀市政において、これらの課題に正面から取り組む姿勢が求められると考えられます。