令和4年第4回丸亀市議会6月定例会が開催され、多くの重要な議案が審議された。
特に議案第56号である「令和4年度丸亀市一般会計補正予算(第2号)」については、議員からの質疑が集中した。人口が減少する中で、並行して新型コロナウイルスの影響の長期化が影を落とす中、予算の使途が注目されています。この補正予算では、新型コロナワクチン接種事業費に対して8,898万円が計上されており、4回目接種に必要な経費として使用される予定です。
議員の質疑に対し、健康福祉部長の奥村登士美氏は、当初予算で計上した3回目接種に必要な経費と比較して発生した差額を理解してほしいと述べた。特に、感染が続いている状況でのワクチン接種は不可欠であり、4回目接種が重症化の防止に効果的とのデータが示されつつあります。ワクチンの効果や接種対象に関しても、より具体的な説明が求められました。
不妊治療に関連する事業についても注目されており、その費用助成の変更点が求められました。過去のデータに基づいて、妊娠率の向上を図ることから、今後の支援方針についても議論が進みました。さらに、漁業支援の補正予算として1,300万円が必要とされ、農林水産業への支援も議題に上がっています。原油高騰が漁業経営に与える影響が深刻で、新たな支援策が早急に必要とされています。
さらに、公共施設への再生可能エネルギー導入調査事業についても言及され、ゼロカーボン目標に向けた取り組みが求められています。市民生活部長の田中壽紀氏は、公共施設への再エネ導入のポテンシャル調査を進め、2025年までの計画策定を前提に、各部との連携を強化していく意向を示しました。こうした各議案は、今後の常任委員会に付託され、さらなる審査が行われる見込みです。これからも、丸亀市として持続可能な施策の展開を見据えています。