令和6年第2回丸亀市議会3月定例会は、2023年3月25日に開催された。議題には令和6年度一般会計予算を含む多くの議案が含まれており、生涯学習や防災対策など市民の生活に密接に関わるテーマが扱われた。最後には、議案第15号「令和6年度丸亀市一般会計予算」が可決された。
議案審査では、市立城東小学校校舎改築工事に関する議案が特に注目を集めた。市長の松永恭二氏は、各校舎の安全性向上と地域教育環境の整備を優先すると述べ、多田光廣議員は予算の適正使用の必要性を強調した。一方で、守家英明議員は予算の不透明性を指摘し、特に公共施設管理業務の外注について地元業者への影響を懸念した。
健康福祉部関連の議案では、介護保険制度の制度改正や手数料条例が審査された。これに対し、竹田英司議員は、介護料の多段階化の必要性を訴えた。また、相次ぐ自然災害対策に関する議論では、特に昨年の能登半島地震を踏まえた防災費の重要性が共有された。
また、請願第1号「高松港の特定利用港湾指定に合意しないことを県に求める意見書」については、慎重な審査が行われた。委員からは、一部の議員がこの請願に賛成し「市民の安全を第一に考える必要がある」と述べたが、最終的には不採択となった。
この会議には24名の議員が出席し、議題は妥当に審議され、市民福祉の向上に向けた重要な施策が推進される方針が示された。議長は、今回の議論をもとに、更なる市民生活の質向上を目指すとして会議を締めくくった。