12月2日の午前10時、令和3年第6回丸亀市議会12月定例会継続会が開催され、議案第72号から第98号までが一括議題となった。
中谷真裕美議員は、議案第72号「令和3年度丸亀市一般会計補正予算(第7号)」について質疑を行った。この補正予算には、農林水産業費の農業収入安定化支援対策事業補助金290万円が含まれている。この事業は、新型コロナウイルスの影響により農業収入が減少した際に、収入保険制度に基づく保険料の半額を市が補助するものである。
「保険料補助の対象となる農家はどれくらいか。また、今後の継続性についても確認したい」と質問した。これに対し、産業文化部長の林裕司氏は、当該事業では今年度の補助受給者数は71経営体であると述べ、次年度以降は募集を行い、30経営体の新規加入を目指すとした。
さらに、中谷議員は議案第79号から第97号までの「指定管理者の指定について」も質疑に挙げた。具体的には、社会情勢に応じた法律、特に障害者差別解消法と地球温暖化推進法の適用について問うた。この指定管理者は市内で利用者が多い公共施設の運営を担う予定であり、適切な運営体制の確保が求められる。
小山隆史市民生活部長は、法律遵守が重要であるとし、協定書にこれらの内容を盛り込むことを検討していくと述べた。「自治体としての課題に対し、適切な対応を行う必要があります」と強調した。
議案の審議は今後、各所管の常任委員会に付託される。議長の真鍋順穗氏は「本日の質疑を終え、次回会議は明日午前10時」と述べ会議を散会した。