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二戸市議会定例会、市長施政方針に新たな挑戦

二戸市の定例会では市長の施政方針に沿って新型コロナ、SDGs等に関する質問が数多く交わされた。
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令和3年3月の二戸市議会定例会における市長の演述および施政方針説明に対し、16人の議員が質問を行った。この議会では、新型コロナウイルスへの対応、SDGsを見据えた事業、空き店舗の活用、シティセールスの重要性などが話題となった。

最初に新型コロナウイルスへの対応について、田代博之議員が市内での医療体制やワクチン接種に関する質問を行った。藤原市長は国が指定感染症とし、県で医療体制の整備を行っているとの説明をした。市民への安心感を提供するため、全ての医療機関に受け入れ態勢を整えるよう求めた。さらに、県が確保した宿泊療養施設についての情報は非公表であり具体的な受け入れ数は不透明とした。医療従事者に対する支援策も重要であると言及された。

次のSDGsに基づく事業についての質問では、持続可能な町づくりとして環境負荷の軽減が強調された。藤原市長は再生可能エネルギーの導入を推進し、地域密着型のエコチャレンジの実施を進める意向を示した。市民が積極的に環境問題に関心を持つような取り組みを続けていく構えである。

また、空き店舗の活用についての議論もあり、田代議員は商店の閉店の影響を考慮し改修補助金を用いた新規事業を提案した。市長は、補助金を設けることで先行事例を作り、周辺にも波及効果を狙う考えを述べた。しかし、具体的な数値目標には触れなかった。

シティセールスでは、二戸市の資源を効果的に発信する重要性が指摘された。市長は漆、果樹、農畜産物、日本酒を例に挙げ、市外からの観光や関与を深める意欲を示した。ユネスコ認定も大きな後押しであると述べた。

浄法寺漆についての質問では、文化振興の重要性が強調された。市長は、浄法寺漆の文化を掘り下げていく考えを示し、地域と連携した観光促進を目指すと回答した。

議会開催日
議会名令和3年3月 二戸市議会定例会
議事録
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