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二戸市議会、重要議案を一括可決

令和6年3月二戸市議会定例会で複数の議案が可決され、予算案や条例改正が承認されました。
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令和6年3月14日に開催された二戸市議会定例会では、複数の議案が審議され、多くの条例改正が原案通り可決された。特に焦点が当てられたのは、議案第4号の「二戸市個人番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例」と、議案第5号の「二戸市婦人相談員設置条例の一部を改正する条例」である。

議案第4号では、マイナンバー制度の利用範囲が拡大される中で、個人情報保護の観点から市民に不安が広がっている。同条例改正に対し、反対討論を行った畠中 泰子議員は、行政が個人情報収集を強化する動きが懸念されると指摘した。畠中議員は、「市民が安心できる情報管理を行うべきだ」と強調し、マイナンバーカードの導入に反対する声も上がった。一方で、議案は賛成多数で可決された。

婦人相談員設置条例の改正についても同様に、近年の女性を巡る問題が多様化、複雑化していることが背景にある。この改正により、柔軟な支援体制の構築が求められており、全議員が賛成意見を示した。特に、女性に対する支援がますます必要となっている状況であり、法的な根拠を強化する必要性があるとされている。

さらに、多くの予算案も議論された。特に議案第18号の令和6年度一般会計予算は約166億3,000万円という大規模な予算が示された。これには学校給食費が見直される影響もあり、物価の高騰状況下で保護者負担が増えることに対する反対意見が畠中議員より示された。ただし、賛成意見も多く、議案は原案通り可決された。

最後に、政治資金規正法違反疑惑に関する意見書が提出されたが、賛成少数で否決された。この意見書では、政治資金の透明性と監視が強調され、政治と金の問題を解明する必要性が謳われていた。議会の信頼回復に向けた動きとして、意義を持つ内容であったが、賛同は得られなかった。

今議会では多くの議案が可決され、今後の二戸市の運営に関わる重要な施策が進むことになる。特に市民生活に直結する条例や予算が承認されたことは、市民のニーズに応える重要な一歩であると考えられる。

議会開催日
議会名令和6年3月二戸市議会定例会
議事録
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