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消防団屯所改善要望、市長が積極的な対応を約束する

二戸市の消防団屯所の改善要望に関し、議会で市長が積極的な対応を約束した。
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令和3年6月18日に開催された二戸市議会定例会の一般質問では、消防団屯所の改善要望に焦点が当てられた。

質問を行ったのは、6番の小田島行伸議員である。彼は、二戸市消防団の屯所の現況と改善要望について詳細に述べた。屯所は地域の防災対応のための重要な拠点で、一部の屯所は古く、基本的な設備が整っていないという問題が指摘された。消防団の役割は、緊急時に迅速に対応し、市民の安全を守ることである。小田島議員は年間を通じて消防団が行っている活動が増えていることを強調した。

また、屯所の改善要望についても言及し、特にトイレの改善の必要性を訴えた。現在、一部の屯所では旧式の和式トイレしか設置されていないため、消防団員からの使用に関する不満が寄せられているという。小田島議員は、「長年の要望にもかかわらず、改善が進まない現状がある」と指摘し、具体的な質問を行った。市内の屯所がどのように所有されているのか、そして市の対応について市長に聞く形となった。

藤原淳市長は、屯所の所有が市によって管理されている状況を説明した。市が所有する屯所は49か所であり、地元の団体による所有の屯所は15か所存在するという。市は団員からの要望を把握するため、各部の部長が屯所の状況を確認し、予算を計上して対応している。市長は、計画的なアプローチに基づいた改善に努めていると述べた。

さらに、新たな屯所の建設においては女性団員の確保のために配慮し、男女別のトイレを設置する方針も示された。市内での消防団活動が今後も円滑に行われるよう、必要なインフラの整備が進められる期待が寄せられる。

質問は続き、屯所の所有権に関する具体的な問題も浮かび上がった。所有権の確認が難しいことが, 有形無形の支援が求められる理由である。市長はこの点についても真摯に受け止め、検討を続ける姿勢を示した。消防団の役割が今後も重要視され、適切な改善が進んでいくことに期待がかかる。

議会開催日
議会名令和3年度6月二戸市議会定例会
議事録
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