令和6年6月19日に開催された定例会では、商店街支援や安比川流域開発に関する議論が行われた。
特に、商店街の活性化が求められており、議員からは地域住民の協力が必要と強調された。商店街は、地域の重要な経済基盤であり、その衰退は地域全体に影響を及ぼすと指摘された。市長は、今後の方針として地域の特性を活かした施策の展開が重要であると述べた。
次に、安比川流域開発に関する進捗状況も報告された。この地域は、豊かな自然と歴史的な文化を有するが、今後は更なる発展のために県及び他市町との連携が必要であるとされている。また、教育や観光の面でも地域住民が主体となる活動が推奨されている。
高齢者住居についても議論があり、長寿化が進む中で、高齢者向けの住居が不足している現状が明らかにされた。市長は、地域のなかでの高齢者の居住環境改善に向けた取り組みが求められているとし、特に若者との世代間交流の重要性を強調。高校の生徒が高齢者との交流を通じて、思いやりやコミュニケーション能力を育むプログラムの実施が期待される。
さらに、相続登記の義務化に伴う現況と、その後の対応も説明された。未登記の固定資産が放置される中、空き家の管理義務が新たに強調され、正式な手続きを踏まえ行動することが望ましいとされている。市のサポートが不可欠であり、相続登記に関する情報提供が今後の課題に挙げられた。
これらの問題に関し、市は引き続き適切な施策を講じ、地域の活性化や高齢者の住環境改善に取り組む所存である。市民との共同作業が地域の未来を切り拓く鍵となる。