令和4年12月8日に二戸市議会で開催された定例会では、2名の議員から重要な質問が行われた。
まず、浄法寺診療所の医療体制について、藤原淳市長は、現在の常勤医師の退任に伴い、医師確保に向けた取り組みを行っていると述べた。具体的には、県立二戸病院や岩手医科大学から応援医師の派遣を依頼しており、地域の安心を確保するため全力で取り組むとした。更に、診療所の老朽化も問題視され、将来的な構想を検討していく方針を示した。
次に、農業資材の高騰については、コロナ禍や国際情勢に伴う影響を受け、φαρμακευτικήとりあえず支援策として春の肥料への助成支援を行ったことを説明した。特に、農畜産物原料高騰対策支援事業は、約300件の生産者に合計7000万円の支援を行っていることを報告したが、農家の皆さんには利用を促す啓発が必要だと強調した。
また、冬季の除雪について、藤原市長は業者との連携を強化するほか、消耗品や機械の更新によって除雪効率を向上させる考えを示した。特に、浄法寺地区の除雪において問題点を認識し、適切な作業を行うことで、地域住民の安全を確保する意向を表明した。
最後に、福岡工業高校への支援に関して、教育長からは県内高校の魅力化支援事業の継続や統合後の支援について言及があった。市は広報活動や魅力化事業を通じて生徒確保に努めているが、今後も統合高校への支援を視野に入れて推進していくとした。