令和4年3月9日、二戸市議会は、ロシアのウクライナ侵攻に抗議し非難する決議を可決した。
この決議は、三浦利章副議長が提案し、議会運営委員会で緊急の必要性が認められたものである。決議文では、ロシアによる一方的な軍事侵攻が国際社会の規範を無視していると強調された。
具体的には、決議文で「ロシアの武力による軍事侵攻により、多くの施設が攻撃され、尊い命が奪われている」と記載されている。この文書は、ロシアの即時かつ完全な撤退を求める内容となっており、国際法に反する行為であるとの見解が示された。
また、議長の岩崎敬郎氏はこの決議に対する質疑を設けるも、議員の反応は「なし」であり、速やかに質疑を終結した。討論に関しても異議なく進められた。
さらに、決議文中では「国連憲章の前文に基づくべき」とし、国際社会の連帯と平和を希求する意向が述べられた。最終的に、本決議は起立全員で賛成され、二戸市議会の意思が明確に示された結果となった。
このように、二戸市議会の行動は国際的な課題に対する意思表示と、地域の非核平和への貢献を強調するものである。議会は今後も、このような問題に積極的に関与していく意向を示した。