令和元年6月13日、二戸市議会は定例会を開催し、様々な議題が取り上げられた。特に、給与や医療費助成に関する改正案が焦点となった。
議案第1号の「二戸市特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例」については、内沢真申総務常任委員長が、全員賛成で可決すべきと報告した。この改正は監査委員の報酬に関するもので、盛岡市と釜石市との比較がなされ、報酬の差に関する質疑が行われた。
また、議案第2号では「二戸市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例」が議論された。文教福祉常任委員会からの報告では、全員賛成で可決が決定された。
議案第3号では、「二戸市乳幼児、妊産婦及び重度心身障害者医療費給付条例の一部を改正する条例」が審議され、こちらも全員賛成で可決された。特にこの改正は現物給付の拡充が期待され、多くの意見が寄せられた。
防災行政無線のデジタル化についても議案第4号として取り上げられ、全員賛成で可決された。新たに導入される防災ラジオの機能について、情報伝達手段の選択に関する質疑が行われ、屋内外の情報伝達の充実が図られることが強調された。
議案第8号では「令和元年度二戸市一般会計補正予算」が全員賛成で可決された。この予算には地域経営支援や福祉施策が含まれており、市民への影響が期待される。
一方、沖縄県民投票に関する発議第1号の意見書については、賛成の声があったが、結果として否決された。市民の声を反映すべく、今後の議論が求められる。さらに、妊婦医療体制の充実について訴えた発議第2号も否決されるなど、議会での意見の相違が見られた。
議会は日程を進め、最終的には全ての議案を可決し、議員の派遣についても異議なく決定された。最後に、議長の閉会宣言により、定例会は終了を迎えた。