令和2年3月定例会において、二戸市の様々な課題や取り組みに関する質問が行われた。
特に注目されたのは、病児保育施設"あいほっと"の設立後の状況についてである。市長はこの施設が開所以来、働く親にとってありがたい存在であることを強調し、現在までに延べ436人が利用したと報告した。また、利用者は病気の際にこの施設に頼りにしていると述べた。施設が定員6人であることも言及され、定員を超える場合の手続きの簡素化やアピールが求められた。
次に、横山グラウンドについて様々なスポーツが行われていることが発表された。サッカーのほか、周辺道路の整備計画がないことが課題であると示された。特に、多人数を集めるイベントにはアクセスの問題が影響し、大規模大会の開催には慎重になる必要がある。また、冬季の使用が難しい点にも触れ、周知活動を進める重要性が指摘された。
高校再編については、市長と教育長が驚きつつも、その存在意義を強調した。二戸市内には福岡工業高校があり、近隣からの生徒も受け入れることで地域の活力を維持する役割がある。この学校の必要性を訴える声が多いことから、今後も地域との連携を強化しながら存続を目指す意向が示された。連携にあたり、同窓会の意見も重視されると伝えられた。
新型コロナウイルスの対策については、市長から感染予防のための徹底した対応が求められ、手洗いや消毒が重要であると述べられた。市としても必要な情報を提供しながら、日々状況に応じた対応を進めていくと約束した。
最後に、ごみの減量化について二戸市の取り組みとして"にのへエコチャレンジ"が行われていることが紹介された。市民や企業が協力し、持続可能な環境を築くための地道な努力が重要であると強調された。市と市民が共に歩むことで、より環境に優しい町作りに寄与できるとの期待が寄せられた。