令和3年12月20日、小浜市議会が定例会を開き、計15件の議案及び陳情を審議した。中でも、令和3年度小浜市一般会計補正予算(第9号)などが主要な議案として取り上げられ、全て可決された。
まず、竹本雅之予算決算常任委員長が一般会計補正予算を報告した。この補正予算は主に新型コロナウイルス感染症対策として、子育て世帯向けや生活困窮世帯への臨時特別給付金に関するもので、歳入歳出を合計約5億9,365万円増額し、総額178億9,153万円となる。
特に子育て去れ世帯への現金10万円の給付策について、質疑が行われ、現金の一括支給は迅速な支援を目的とした結果のものと位置付けられた。さらに、竹本氏は、補正予算に含まれる扶助費についても説明し、必要な給付金が適時に配分されるよう努める意向を示した。
その他、陳情2件については、賛成意見と反対意見が交わされた。特に、米価格暴落に対する直接支援策を求める意見書の提出に対して、多くの議員が様々な意見を述べた。
また、松崎晃治市長は、第86号予算について「市民の生活を守るため、必要な支援を速やかに行う」と強調し、議員たちからも賛同の意見が多く寄せられた。
この定例会では、地域の福祉と安全を確保するための施策についても報告がされ、特に教育や福祉施策については、さらなる充実が求められていることが確認された。全体を通じて、地域の未来に向けた前向きな議論が展開された。