令和5年第5回小浜市議会定例会が、11月29日に開催された。
会期は12月20日までの22日間と決定された後、二つの報告が行われた。報告第10号では、令和5年9月30日に加斗保育園で発生した事故の損害賠償について、2万4,860円が賠償されることが報告された。
次に報告第11号では、10月17日に小浜市総合卸売市場で発生した事故の損害賠償について、16万2,822円が賠償される旨の報告がなされた。市長、松崎晃治氏は、両ケースについて必要な手続きを済ませた旨を強調した。
続いて、議案第72号から第81号までの8つの案件が一括議題として取り上げられた。特に、議案第72号の令和5年度小浜市一般会計補正予算では、歳入歳出それぞれ2億4,565万3,000円を追加し、予算は171億5,524万5,000円とすることが提案された。
この補正予算は、物価高騰にともなう支援策として低所得者世帯への給付金支給を含んでいる。市長または担当者は、物価高騰対策を迅速に実施するため「おばまハッピー割」の発行を選択したと説明した。
議案第80号および議案第81号では、職員給与に関する条例の改正について論じられた。具体的には人事院勧告に基づく給与改定がなされ、一般職の期末手当が引き上げられることが説明された。これに関して竹本雅之議員は、会計年度任用職員の引き上げに関して働きかけが必要であると語った。
次に市会案第7号では議員報酬に関する条例の改正が提案された。これにより、期末手当の支給割合が見直されることが説明された。特に、議会側からも既存の条例改正について協議され、透明性向上に向けた意見も出た。
続く議案第82号から第94号では、様々な事業に関する予算案が提案された。市長の松崎氏が紹介した内容は、福祉施設向けの支援実施や、食品物価高騰対策を含む急務な施策となっている。経済的支援の拡大が求められる中、特に福祉事業担う地方自治体としての役割が重要と思われる。