令和5年6月23日、おおい町議会は定例会議を開催した。その中で、いくつかの重要な議案が審議され、可決された。
日程の中で特に目立ったのは、町税条例の一部改正、進学サポート給付金の支給等に関する条例改正であった。議案第32号の町税条例改正については、森林環境税の導入がメインテーマとなり、全会一致で可決された。
この議案に対して、賛成意見が出された一方で、反対意見も存在した。反対発言を行ったのは、猿橋巧議員で、森林環境税を全国民が負担するのは不適当であると述べた。猿橋議員は、地球温暖化対策は重大であるものの、多くの国民に税を負担させることに疑問を投げかけた。
議案第33号の進学サポート給付金についても質疑が活発に行われた。質疑の中で、大学進学に対する支援が新たに延長される旨が確認された。町長は社会情勢を考慮し、経済的支援が重要であると強調した。
また、家庭的保育事業についての条例改正は、全会一致で可決された。条例改正によって、より良い保育環境の整備が期待されている。
続いて、令和5年度一般会計補正予算についての議案第35号も議論の俎上に上がった。賛成意見の中で、物価高騰への対応策として町民生活を支援する施策が評価された。
工事請負契約に関する議案も続々と可決された。とりわけ、里山文化交流センターに関する工事請負契約では、効率的な発電装置の設置が町民の防災対策に寄与することが議論された。そして、SUN SEA PARKの太陽光発電設備に関する議案も、安全対策について多角的な質疑があり、無事可決された。
このように、今回の定例会議では、町の未来に大きく関わるいくつかの重要な議案が賛否を交えながら議論され、可決されたことが報告された。町長の中塚寛氏は、今後も町民の福祉向上と発展に向けた取り組みを続けていくことを表明した。