令和5年おおい町議会定例会9月定例会議が8月30日に開催された。会議では、主に令和4年度の決算に関する報告や予算の補正案が審議された。
会議では、まず会議録署名議員の指名が行われた。細川正博議長は、尾谷和枝議員と猿橋啓一議員を指名することを明言した。
次に、会議期間の決定が行われ、議会は8月30日から9月20日までの22日間と設定された。議長は「異議ありませんか」と呼びかけ、全員異議なしとの確認を受けて決定とした。
続いて諸般の報告が行われ、議員派遣結果の報告が行われた。報告書は議会図書室に保管されていることが伝えられ、これにより報告は終了した。
報告第10号では令和4年度決算に基づく健全化判断比率についての報告が行われ、中塚寛町長がその内容を説明した。実質赤字比率や連結実質赤字比率には赤字額がなく、いずれも該当なしとされ、実質公債費比率は1.0%となり、健全性は維持されているとのことだった。また将来負担比率も該当なしと報告された。
続いて報告第11号では、資金不足比率についての説明が行われ、公営企業に係る特別会計のすべてが資金不足額がないとされ、これも該当なしとされた。
その後は令和4年度一般会計及び特別会計歳入歳出決算の認定についてのテーマが取り上げられ、町長は一般会計の歳入が113億4,940万2,209円、歳出が108億6,027万3,117円であるとし、歳入は前年より6.3%減、歳出は2.6%減であることを報告した。特別会計の歳入は27億4,741万7,623円、歳出は26億5,523万9,035円になり、こちらも前年との比較が行われた。
その後、多くの補正予算が審議された。令和5年度一般会計補正予算(第4号)は総額117億280万6,000円を記録し、歳入には町税や地方特例交付金などが計上された。特別会計補正予算においてもそれぞれ見直しが行われ、歳入歳出の均衡が図られた。
議案第40号から第45号を一括審議する際、各議案については町全体の今後を見据えた重要な項目であることが認識された。特におおい町特定教育・保育施設条例の改正が注目された。
最後に、人権擁護委員の推薦、健康保険証廃止に関する請願、保育士配置の基準向上を求める陳情が扱われ、閉会に至った。