令和元年12月13日、小浜市議会の定例会において、市民生活に密着した重要なテーマが数多く取り上げられた。特に「外貨を稼ぐ」という構想が注目を集めた。これに関して杉本和範議員は、市の歳出が膨らむ中で、どのように歳入を上げていくのか、具体的なプランを求めた。
外貨を稼ぐ構想に関して、企画部次長の清水淳彦氏は「地方創生は国と地方が一体となって進めるもので、本市も平成27年度に策定した総合戦略に基づき進めている」と説明した。特に観光を切り口とした地域づくりに重点を置いており、観光資源を活用して経済を活性化することが目的である。
また、出席者の中からは、女性の進出が語られ、グローバルな動きの中で市民の理解を得るための努力が必要であるとの声もあった。市民からの外貨獲得に関しては、企業誘致や地場産品の市外販路拡大なども重要なテーマとして挙げられた。
次に、教育に関する議論も進んだ。杉本議員が「小浜市が目指す教育の方向性」について尋ねると、民生部次長の四方宏和氏は、保育士の確保といった課題に言及した。また、保育士確保に向けた報酬改善の取り組みなども紹介され、市が向かうべき方向性について意見が交わされた。
この日の会議では地域の課題に加え、外部からの訪問者を呼び込むためには、地域の特性を生かしたプロジェクトを立ち上げることの重要性が強調された。特に、敦賀開業が近づく中、地域の魅力を高めるための施策が急務との認識が広がっている。