令和3年12月、小浜市議会は第4回定例会を開催した。
この会議で、主に複数の補正予算や条例改正が提案された。
議案の中では、令和3年度一般会計補正予算(第8号)の専決処分についてが注目を集めた。
市長の松崎晃治氏は、子育て世帯への臨時特別給付金を含む補正予算の内容を説明し、
この予算により歳入歳出それぞれ2億3,834万2,000円が追加され、総額は171億4,245万8,000円となることを明らかにした。
さらに、令和3年度一般会計補正予算(第9号)も提案され、今回、1億5,542万2,000円を追加。
これにより、歳入歳出は172億9,788万円に達する見通しだ。
この補正予算には、新型コロナウイルスワクチンの接種や公共施設の改修費が盛り込まれている。
具体的には、ワクチン接種事業に4,106万円、公共施設等感染症対策事業に2,049万3,000円が計上されている。
また、条例改正も多く行われており、特に子ども医療費助成に関する条例は、対象年齢を引き上げる改正が行われる。
市民の健康を守るため、この改正が重要であると市長は強調した。
陳情として、老朽原発の運転停止を求めるものや、コロナ禍の経済対策として稲作農家への直接支援策の提案も議題に上がった。
市議会はこれらの重要な問題についても真剣に議論を行うことが求められ、今後の動向が注目される。