令和2年12月18日、小浜市議会定例会が開催され、重要議案が審議された。
議案第94号、一般会計補正予算の承認が求められ、慎重に議論された。この予算においては、地域振興や福祉、環境整備に向けた取り組みが強調された。特に、藤田 靖人氏(予算決算常任委員会委員長)は、「歳出には新型コロナウイルス対策予算が重要な役割を果たしている」と述べた。
続いて、議案第95号の国民健康保険事業特別会計補正予算も原案通り可決された。市長の松崎 晃治氏は、「市民の健康を守るため、柔軟な予算執行が重要だ」とコメント。他には後期高齢者医療特別会計補正予算、介護保険事業特別会計補正予算が上程され、議論の末、すべて原案のとおり可決された。
また、地域の成長発展に関わる重要な法律に基づく市税条例の特例改正や、附属機関設置条例の制定も審議された。これに関しては、特に竹本 雅之氏(委員長)が「地域の振興に資する政策が必要だ」と述べた。
重要な請願として、75歳以上の医療費窓口負担が2割化される問題に関する意見書提出が提起され、賛否が分かれた。反対意見では、健康への悪影響を懸念する声が出たが、大多数は賛成の立場であった。竹本氏は、「この年齢層の負担が増えることは、生活の質を低下させる危険がある」と強調した。
最後に、北陸新幹線の早期全線開業を求める意見書や防災・減災に向けた意見書も上程され、出席議員全員の賛成によって可決された。議長の今井 伸治氏は、「地域の活性化に向けた交通網の整備は不可欠であり、引き続き性を持って取り組んでいきたい」と述べ、会議を締めくくった。
この日は、地域の重要な課題が議論され、可決事項は小浜市民の生活向上に寄与することが期待される。