令和5年6月8日、小浜市議会では第3回定例会が開催された。
議題として、会期決定や予算繰越、各種報告が上がり、多くの議論が展開された。
この日、市長の松崎晃治氏は、令和4年度の一般会計予算繰越明許費について報告。
具体的には、5億1961万8千円の繰越しを行い、事業完了に向けた努力を続けると強調した。
また、水道事業と下水道事業でもそれぞれ1206万7千円と8803万8千円の繰越しを行うことが報告された。
さらに、株式会社ケーブルテレビ若狭小浜の経営状況についても言及。
昨年度の純利益は前期比59.4%減の2407万7千円にとどまった。
経営の効率化と自主放送の充実を図る方針を示した。
次に、小浜市総合卸売市場の経営状況も報告され、取扱数量は8.1%減少したものの、取扱金額は4.6%増加した。
当期純利益は164万6千円を計上したという。市場の安定供給に向けた姿勢が述べられた。
これらの報告の後、市議会は令和5年度一般会計補正予算や市税条例の改正、さらに特定教育・保育施設の基準等に関する議案に関しても審議を行った。
市長は補正予算として約3億9261万8千円を追加し、物価高騰に伴う支援策や、子育て支援を強化する旨を表明した。
最終的に、日本政府に対し、「核兵器禁止条約」への参加を求める請願も一緒に議題として挙げられた。
保育士配置の最低基準引き上げや予算増額を求める陳情も重要な点として取り上げられ、議会における討論が進んだ。
本日での会議を終了し、今後の課題として、子どもや市民生活向けの施策が強調され、6月22日には一般質問が予定されている。