令和3年第3回小浜市議会定例会が行われ、皆様の関心を集める重要な議題が取り上げられた。
特に、令和2年度の小浜市一般会計歳入歳出決算の認定については、279億6,463万8,195円の歳入決算額と271億7,434万860円の歳出決算額が報告された。この決算は、新型コロナウイルス感染症に対する経済対策の影響を大きく受けており、特別定額給付金事業や感染症対策事業などが歳入にも歳出にも寄与した。
また、予算決算常任委員長の竹本雅之氏は「過去の財政運営の課題を洗い出し、将来の財政運営に反映させることがこの決算審査の重要な役割である」と述べた。審査の結果、全委員の賛成をもって原案通り認定されることになった。この結果、実質収支は7億263万4,335円の黒字となった。
さらに、新・健康管理センター整備事業に関する議案第70号および議案第71号では、それぞれ建築工事および電気設備工事の請負契約の締結が提案され、全員一致で可決された。これにより、市民にとって必要不可欠な健康管理のインフラが強化されることが期待されている。
さらに、決議案第1号では「JR小浜線の維持・活性化を求める決議」が全員の賛成により可決され、交通アクセスの面での更なる改善が求められた。特に、コロナ禍の影響により運行本数の見直しが行われる中で、地域住民の生活環境や観光開発にとって不可欠なインフラであるJR小浜線の維持が重要視された。
このように、今回の定例会では市民生活に直結する問題が多く取り上げられ、各議題への理解と協力が求められた。市議会は今後も市民の期待に応えるため、透明性のある運営と議論を進めていく方針を示した。