令和5年5月22日、小浜市議会は臨時会を開き、議長および副議長を選出した。
新たに選出された議長は藤田靖人議員で、選挙結果は、投票総数17票のうち、藤田議員が14票を得て当選した。副議長には牧岡輝雄議員が選ばれ、こちらも全票の支持を集めている。
松崎晃治市長は冒頭の挨拶で、新議長の就任を祝し、新市議会の活動に期待を寄せた。特に、2024年春の北陸新幹線開業を見据えたまちづくりが今後の重要な課題とされる。
「スマート&スローシティ御食国若狭おばま」を目指し、オール小浜体制で市政の運営を進める意向を示している。議会と執行機関が車の両輪のように互いに連携し、地域課題の解決を目指していくとの立場を強調した。
次に、会期は本日1日限りと決定され、議席は議長によって指定された。また、各委員会の構成も決まり、総務民生常任委員会の委員長には竹本雅之議員が選ばれ、副委員長には池田英之議員が就任した。
公立小浜病院組合議会議員や若狭消防組合議会議員、さらには嶺南広域行政組合議会議員といった重要なポジションへも議員が選出されていった。全ての選挙は異議なく進行し、協力的な雰囲気の中での選出がなされた。
続いて、議案第37号から第43号に関する専決処分が一括して議題に上げられ、いずれも承認が得られた。特に子育て世帯への特別給付金については、物価高騰の影響が色濃く反映されており、低所得家庭への支援として重要な位置を占めた。
このほか、様々な条例の改正案も審議され、特に介護保険条例の改正については新型コロナウイルスの影響による保険料の減免が強調された。議会は引き続き、これらの問題についての議論を進め、市民からの信頼に応えられるよう努めていく姿勢を示した。
本日の臨時会は、さまざまな重要な決定がなされた会議として、今後の市政にとって大きな意味を持つものとなった。議会は午後3時24分に閉会した。