令和元年第3回小浜市議会定例会が7月5日に開催され、複数の重要議案が審議された。
議案第39号および第40号では、一般会計および特別会計の補正予算が可決された。
藤田靖人議員(予算決算常任委員会委員長)は、一般会計補正予算が458万6,000円の北陸新幹線関連調査費を含むことに反対意見があったが、最終的には賛成多数で可決。
議案第41号では消費税率引き上げに伴う関係条例が制定され、議員からの質疑では使用料の改正方法について説明が行われ、賛成多数で可決された。
議案第42号から第46号までの条例改正についても、ほぼ全て賛成で原案通り可決された。
総務民生常任委員会の常任委員長、竹本雅之議員は、陳情第11号「核兵器禁止条約」への賛同を求める意見書提出について、多くの反対意見が寄せられ、不採択となったと報告。
また、北陸新幹線早期全線開業特別委員会が設置され、小浜市としても敦賀・大阪間の開通が地域振興に寄与するとする意見が強調された。
特に、能登恵子議員は新幹線の開業が地域の発展に不可欠であると述べ、委員会設置を支持した。
一方、坂上和代議員は新幹線建設に際し、地域への影響を考慮した慎重な姿勢を求めた。
このように、新幹線関連の議題に対する意見は分かれたものの、市民の意見を反映させながら議論が進められた。
閉会に向けて、議会では閉会中の常任委員会の調査活動の取扱いや議員派遣に関する議論も行われた。