令和元年第4回小浜市議会定例会が10月4日、午前10時から開催され、重要な決算認定や予算補正が審議されました。
まず、平成30年度小浜市一般会計歳入歳出決算について、「歳入は265億7,695万円、歳出は258億2,448万円」と報告し、藤田靖人予算決算常任委員長が、全ての認定決議を原案通り可決することを提案しました。
また、一般会計における歳入は、予算現額187億1,909万円に対し、収入済額は173億7,033万円。両者の間に約13億円の差が生じたことについても、適正な予算執行のもと、流用の必要性に関する質疑が行われました。これに対し、伊須田尚総務部長は「流用はあくまで例外的な方法である」と強調しました。
次に、令和元年度小浜市一般会計補正予算(第4号)が提案され、松崎晃治市長は「歳入・歳出ともに1,815万円を追加し、予算総額を155億5,208万円とする」と説明しました。この補正の背景には、広域ごみ焼却施設建設に伴う運営経費が含まれているためです。
さらに、議案第68号として小浜市民体育館原子力災害対策施設整備工事の請負契約が提案され、226億円の経費が必要で、竹本雅之総務部長から「本工事による防災対策の強化が期待される」との発言がありました。
最後に、高浜町との廃棄物処理に関する事務委託に関する規約が提案されました。これは、可燃物の処理を小浜市で行うことにより、廃棄物処理の効率化を図ることを目的としています。規約では、運搬量や分別基準が明記され、両市町間の協力が求められています。この規約について、猪嶋宏記副市長は「緊密な連携を進めていく」と述べました。
以上の議案は全て、無事に採択され、予算の適正使用が確認されたことから、小浜市の財政基盤もさらに固固たるものとなることが期待されます。