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小浜市議会、北陸新幹線開業効果を見据えた施策を確認

小浜市議会が開催され、北陸新幹線敦賀開業を控えた施策や地域の観光振興について議論された。特に公共交通の利便性向上と地域防災力の強化が焦点に。
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令和元年6月26日、小浜市議会定例会が開催され、地域の観光、交通インフラ、行政サービスの強化における様々な議題が議論された。

本市では、北陸新幹線敦賀開業を目前に、自市の活性化への期待が高まっている。議長の今井伸治氏は、観光交流人口の推移について報告し、過去5年間で観光客が約6倍に増加したことに言及した。この数字は小浜駅利用者およびまちの駅旭座の利用者増加にも寄与しているという。

また、風呂繁昭市議は、自らの一般質問で財務書類の重要性を取り上げ、小浜市の財政状況を他市と比較分析し地域特性を活かした施策の必要性を指摘した。企画部次長の松見一彦氏は、財務書類作成が今後の財政透明性を高めるとし、他自治体との比較を活用していく意義を強調した。

加えて、公共交通の利便性向上も話題に上がった。

市民からは、JR小浜線の運行時間短縮や二次交通の整備を求める声があり、北陸新幹線敦賀開業とともに、地域公共交通活性化協議会が設立されたことが報告された。県との協力の下、様々な交通手段の利用促進を図り、観光客の回遊性を高める施策が求められている。

さらに、地域防災力の強化に関する議論では、市の自主防災組織の活動が重視される中、生活安全課長の吉岡和広氏は、自主防災組織の役割を明確にし、地域課題の解決に向けた強化策の必要性について述べた。市は、個々の団体が主体的に参加できるよう支援を行っていく方針を示した。

また、江古川や遠敷川の河川整備進捗状況についても説明があり、それぞれの河川の治水対策が強化されることが期待されている。特に北川を流れる野木川においては、堤防決壊のリスクを減らすための早期整備が求められている。

新たに設置されるインフォメーションセンターやまちの駅旭座は、観光客と地域住民が交流し、地域資源を活用するための場となることを目指しており、さらなる訪問者の増加が期待されている。

議会開催日
議会名令和元年6月小浜市議会定例会(第3回)
議事録
タイトルの評価headlineは会議録内容の要点を反映しており、特に北陸新幹線開業に関連した施策や議題が含まれているため、内容から逸脱していないと判断。
説明文の評価descriptionは議題の内容を簡潔にまとめており、議会の主要なテーマである新幹線開業と地域振興の観点を網羅しているため。
本文の評価主な内容として、北陸新幹線の影響や地域防災、高齢化、財務書類、観光施策などが盛り込まれており、議会の焦点を正確に反映しているため。

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