令和2年11月13日、小浜市議会臨時会が行われた。
本会議は、議長の今井伸治氏の開会宣言によって始まる。
続いて、議会事務局長の齊藤睦美氏が開催報告を行った。多くの会議や研修が過去に実施され、今後の事業に繋がる内容が紹介された。
初めに、今期臨時会の会期が1日限りであると決定された。市長の松崎晃治氏は、議題に格納された報告第14号について提案理由を説明した。報告の内容は、9月に発生した市道での事故に関するもので、損害賠償の額7万7,502円について詳細が述べられた。
次に、議案第83号、令和2年度小浜市一般会計補正予算についての審議が行われた。松崎市長は、一般会計補正予算の要点を説明し、歳入・歳出の追加額はそれぞれ4,592万5,000円となることを明らかにした。この補正予算には、若狭塗箸産業と飲食業を対象とした支援策が盛り込まれている。
特に、若狭塗箸産業を支えていくためのキャンペーンや、地域を支える「おばまチケット」の追加販売等が挙げられた。市の経済の循環を強化する狙いがある。
企画部長の東野克拓氏は、補正予算の詳細を報告。補正予算項目ごとの具体的な金額や内容が説明され、質疑が行われた。飲食店の支援に関する質疑では、補助の上限を設けた理由が説明され、多様な飲食店の支援策が求められている点が指摘された。
また、観光施策として計画されている「GoToおばまバスツアー」の目的やニーズにも質疑が集中した。市内経済活性化を図るための提案に対する期待が高まる中、議案は可決されることとなった。
採決の結果、議案第83号は全員一致で原案可決となった。これにより、年末年始に向けた経済支援策が正式に決定した。その後、議長は今期臨時会の終了を宣言し、無事閉会した。
市は今後も地域経済支援に向けた施策を進めていくことを強調し、議会側もそれを支持する姿勢を示している。