令和5年6月23日、小浜市議会での定例会では、健康管理センターの指定管理者についての議案が中心に議論された。市長の松崎晃治氏は、株式会社ふらむはぁとリハビリねっとを指定管理者とする意向を示しつつ、市民が利用しやすい施設の整備を進める意義を強調した。
また、議会では地域活動団体の活動状況について報告が行われた。小浜市連合婦人会や青年団の参加者数が大幅に減少し、現状を打破する必要性が指摘された。これに対し、地域力向上に向けて市が行う支援やリーダー育成が今後の課題とされ、地域の活性化に向けた施策の強化が求められた。
さらに、これまでの社会情勢の変化を受けて、行政としてより協働的なまちづくりを進めるため、市と市民、団体の役割の明確化が必要であるとの意見が出された。市は、持続可能な地域づくりを進めるため、地域コミュニティの復活を図る方針を示した。
マイナンバーカードの普及状況も報告され、申請率が86.14%、交付率が76.29%と比較的高いものの、トラブルも報告された。具体的には、他者の情報が誤って登録された事例や、不正な勧誘の懸念もあり、市民への情報提供と注意喚起の必要性が強調された。
このように、議会では市の様々な施策に対する市民の意見を基に、より良い地域づくりに向けた具体的な方針を決めることが重要であるとの結論に至った。