令和4年3月、福井県小浜市で第1回定例市議会が開催された。
この会議では、平成24年に策定された小浜市環境基本計画の見直しが重要な議題に上った。市長の松崎晃治氏は、「環境保全の促進を図るため、計画の計画期間を10年、行動方針を五つ設定し、その実現に向けた施策を進めてまいります」と述べ、持続可能な社会の実現に向けた意欲を示した。
また、地域福祉計画も新たに策定されることとなり、松崎市長は、「市民が自らの役割をもって助け合いながら活躍できる地域社会の実現を目指す」との方針を示した。これにより、高齢者や障がい者、子どもたちの幸福追求を支える地域共生社会を確立する基盤が整うことが期待される。
議案第1号として提案された令和3年度一般会計補正予算についても話が及んだ。市の全体予算は183億7373万6500円となっており、主に経済回復に向けた諸施策への支出が増額されることになる。
議会ではまた、新・健康管理センターの整備計画が重要議題として挙げられ、松崎市長は「健康管理への都合をより良くするため、計画を進めています」と述べ、その影響的意義を強調した。新センターの整備は福祉と健康を支える重要な基盤となる見込みだ。
さらに議会では、商工業活性化策として子育て世帯への保育料の一部無償化や医療費助成制度の拡大が発表された。市は、生活支援が必要な世帯に現金給付を行い、地域の経済的安定を確保しようと取り組んでいる。
松崎市長は最後に、「新型コロナウイルスの影響に柔軟に対応しつつ、市民とともに成長できる小浜市を築く」と力強く述べ、持続可能な地域づくりに向けた施策を進める姿勢を示した。これまでの取り組みや今後の計画について、議員や市民との協働を重視し、結果を上げることが市政の課題であると見なされている。