令和2年6月4日、小浜市議会定例会が開かれ、市長の松崎晃治氏は重要な所信を表明した。新型コロナウイルス感染症への対応が主題となり、特に地域の経済回復と市民生活への支援が中心に据えられた。
松崎市長は、コロナ禍による影響は深刻で、地域の経済活動を回復させるため、市民へ特別定額給付金を県内最速で支給したことを強調した。これには「約97%」の市民が受けたという実績もある。市が独自の支援策を講じる一方で、国や県の支援策も迅速に活用したとのことだ。
また、松崎市長は、新型コロナウイルス対策として、雇用調整助成金の申請サポートや事業者支援に力を入れたことにも触れた。具体的には、特に飲食店へはテイクアウト事業の支援などが進行していることを示した。
さらに、松崎市長は人口減少対策や、次期の小浜市総合計画の策定に対しても言及した。特に、北陸新幹線の開業を見据えたまちづくりの重要性を強調した。「新幹線開業が我々の街に新しい流れをもたらす」とし、この機会を逃さずに地域振興を進める姿勢を示した。