令和4年6月24日、小浜市議会において、重要な議案が審議された。特に、令和4年度小浜市一般会計補正予算(第2号)と国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)の可決が注目を集めた。
議案第30号では、一般会計補正予算として約5億2,931万2,000円の追加が提案された。この増額は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた地域経済の回復を目指す施策に充てられる。特に市内飲食店に対する「おばまグルメ割」の電子クーポン事業や、農業者への肥料購入費の助成がその一環として挙げられている。
竹本雅之氏(予算決算常任委員長)は、審査の結果を報告し、「これらの施策は市民生活に直結する重要な取り組みであり、全会派が賛成した」と述べた。
続いて、議案第31号の国民健康保険事業特別会計の補正予算も同様に、290万8,000円の増額が決議された。これは国民健康保険事業を支えるための財源確保策とされる。
また、議会では能登恵子氏が発言し、特に保育士の工作環境について言及した。能登氏は、「保育士の処遇改善は急務である」とし、特に二次的な経済圧力に対する対策が必要だと強調した。これは請願第3号に関連し、委員会での審査を経て採決未了に終わったことと無関係ではない。
議長の小澤長純氏は、今期における決議案についても詳しく述べ、特に地域の民宿のリニューアル支援事業に関連する附帯決議を可決したことを強調した。この事業が地域経済の活性化につながることへの期待が寄せられている。
さらに重要なのは、核兵器禁止条約への参加を求める意見書が提案された。坂上和代氏(議員)は、「唯一の被爆国である日本が主体的に国際社会での役割を果たす必要がある」とし、核兵器の廃絶を訴えた。