令和元年6月13日小浜市議会定例会が開催された。
会議では、様々な報告および議案について議論がなされた。
特に、平成30年度小浜市の一般会計予算繰越明許費に関する報告が注目を集めた。
市長の松崎晃治氏は、原子力災害対策施設整備事業など22件について、12億1,557万3,000円を令和元年度へ繰り越すことを明らかにした。
この繰り越しは、年度内に完了できなかった理由として、資材の調達の難航や入札不調が挙げられた。
また、事故繰越しに関しても、1億17万円4,300円を繰り越すとした。
報告第6号として、株式会社ケーブルテレビ若狭小浜の経営状況についての報告がなされた。
市長は、同社が地域の情報発信の重要な役割を果たしているとし、当期純利益が前年度比6.3%増の6,081万円に達したことを強調した。
この結果は、地域の公共的な情報発信インフラとしての役割の結果であり、今後もさらなる努力が必要なことが示された。
次に、報告第7号と第8号では、小浜市総合卸売市場株式会社と株式会社まちづくり小浜の経営状況がそれぞれ報告された。
総合卸売市場の経営状況は困難な環境であったが、当期純利益70万4,555円を計上したとのことで、今後も生鮮食料品等の安定供給が求められている。
一方、株式会社まちづくり小浜は、道の駅若狭おばまの売り上げが大幅に増加し、前年比26.6%増の1億6,944万円となったと発表され、地域活性化に向けた取り組みが評価された。
議案第39号では、令和元年度の一般会計補正予算についても議論が行われ、歳入歳出それぞれに約2億9685万4,000円の追加を行う方針が提案された。