令和2年3月の小浜市議会定例会が開催された。
議題には、令和元年度や令和2年度の予算関連の議案が含まれ、重要な議論が展開された。
特に、令和元年度小浜市一般会計補正予算(第7号)について、予算決算常任委員会委員長の藤田 靖人氏が報告を行った。
同予算では、歳入歳出それぞれに約6億9700万円の追加が認められる内容が提案された。
原子力災害対策施設整備事業や小中学校のネットワーク整備事業などが主な施策に挙げられている。
また、令和2年度一般会計予算についても松崎 晃治市長が詳細を説明した。
その規模は157億3800万円で、前年比3.9%の増加が見込まれているとのことだ。
特に、国民健康保険事業費の増加に伴い、税率の改定も検討されることとなった。
中でも、国民健康保険税の資産割を段階的に廃止する案が注目を集めた。
さらに、熊谷 久恵氏が報告した小浜市森林環境譲与税基金条例の制定に関する議案では、森林環境譲与税を活用し、森林整備を推進するための基金を設置する必要性が強調された。
この基金は、地域の環境保全及び森林管理に役立つことが期待されている。
これらの議案に対しては、各議員から質疑があり、慎重な議論が行われた。
議長の今井 伸治氏も、質疑や討論を省略する提案を行い、これに異議はなかった。
最後に、全議案についての採決が行われ、全てが原案通り可決された。
市議会は、今後の予算実行に向けた手続きに入ることとなる。