令和2年6月26日、小浜市で定例市議会が開催された。
重要な議案として、令和2年度小浜市一般会計補正予算(第6号)が審議され、全議員の賛成により可決される見込みとなった。今回の補正予算の内容は、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、様々な支援策が盛り込まれており、特に低所得のひとり親世帯への臨時特別給付金に3,056万1,000円の予算が計上されている。
予算決算常任委員会の委員長を務める藤田靖人君は、この予算について「新型コロナの影響で特に困難な状況にある世帯の支援を強化すべきで、今回の補正予算は必要な措置」と強調した。この予算には市営住宅の修繕費用や教育支援に関する経費も含まれており、各議員からも賛同の声が上がった。
また、議案第47号の国民健康保険事業特別会計補正予算も可決された。これは、感染症による影響を受けた住民への医療支援を意図したもので、特に被保険者の保険税については減免措置が設けられる見通しである。
次いで、議案第48号の介護保険事業特別会計補正予算も提案され、これにより介護保険料の減免に向けた措置が進められることになる。さらに議題となった市税条例や手数料条例の改正案についても同様の支持を得ている。
さらに、松崎晃治市長は、議会の委任により行った専決処分の報告も行った。これは、昨年発生した市道付近の事故に関連するもので、損害賠償の額を定める内容となっている。
このように、住民生活に密着した多くの議案についての審議が行われ、議会は地域のニーズに応えるための予算を積極的に組む姿勢を示した。市の将来に向け、議員は団結して施策を進める意向を確認した。