令和2年3月17日、小浜市議会定例会において、議案第33号の審議が行われた。
この議案は、令和元年度小浜市一般会計の補正予算(第8号)に関するもので、主に新型コロナウイルス関連の対策費が盛り込まれている。
市長の松崎晃治氏は、補正予算の内容として、歳入歳出それぞれ1,375万5,000円を追加し、総額を164億458万1,000円にすることを提案した。特に、保育所などでの感染防止対策に必要な経費が計上されていることを強調した。
企画部長の東野克拓氏は、詳細な予算の内容を説明し、歳入の一部は国庫支出金の保育対策総合支援事業費補助金からのものであることが明らかにされた。特に、児童福祉費に関連する配布物品に関して、市場で入手困難な物品についての確保可能性を問う質疑が上がると、確保ができる見通しが示された。
質疑の中では、新型コロナウイルスに関する緊急対応策が強調され、特に児童クラブの開所時間の延長による人件費の補正が話題になった。副市長の猪嶋宏記氏や他のメンバーが、教育現場との連携やスムーズな進行に向けての支援を行うことを確認した。
また、委員長の藤田靖人氏は、予算決算常任委員会で慎重に審査を行った結果を報告し、本補正案についての全会一致での可決を明言した。重要なポイントは、特に児童福祉に関する施策と地域子育て支援の取り組みであった。
この会議では、新まちづくり基本構想の繰越明許費についても審議され、新型コロナウイルスの影響で策定が遅れることが指摘された。それに続く質疑では、完了予定日が令和2年5月29日になっている根拠の説明が求められ、北陸新幹線開業を見据えた取り組みの重要性が再確認された。
本日の会議は全ての議案が無事可決され、会議は散会した。次回の定例会議は、休会明けの3月23日に予定されている。