令和3年第4回四国中央市議会定例会が開催された。多くの議案が審議の対象となり、特に重要な議題の一つは、令和3年度一般会計補正予算(第11号)である。この補正予算は、6億2,600万円の追加が計上され、予算額は427億8,300万円に達する。
この補正予算に含まれる主な事業は、18歳以下の子どもを対象とした10万円の給付金である。高橋 徹財務部長は、予算の財源として国庫補助金を計上していると説明した。他にも、地域おこし協力隊や各社会福祉施策に関連する予算について審議が行われた。
また、議案第75号では、市内の公共施設の管理者指定が提案される。市議会では、コナミスポーツ・四国ダイケングループに対する管理運営が承認された。吉田善三郎議員によると、指定管理料は利用料金に基づく変動制を規定しており、新型コロナウイルスの影響を受けた際には収入が減少し、反比例して管理料が上がる仕組みである。
一方、ライドシェアの導入に関する陳情も取り上げられ、地域住民からの要望を受けて陳情内容が採択された。吉田善三郎議員は、「ライドシェアが安全の確保や利用者の保護に問題がある」と述べた。議会は、該当意見書を政府に提出する決定を下した。
今定例会では、監査委員の選任も行われた。篠原 実市長は、三宅 繁博議員を監査委員に選任することを提案し、これも議会で承認された。議会の閉会にあたって、篠原市長は市政運営のスムーズな推進を誓い、議員の協力を求めた。今後は新年度に向けた施策の実行が重要視される明言された。