令和3年6月25日、四国中央市議会は定例会を開き、各議案の審議が行われた。
この日程の中で注目されたのは、4件の補正予算案と副市長・教育委員会委員の選任関連の議案である。特に、令和3年度一般会計補正予算は新型コロナウイルス感染症に直面する中で市民支援を強化する内容が盛り込まれている。
高橋 徹財務部長は、補正予算案について、「新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金支給事業など、困窮者支援に重点を置いた」と述べ、この補正による支援が市民生活に大きく寄与すると期待感を示した。新型コロナに対する支援は20万人規模の世帯を対象に、最大30万円の支援金を支給する内容であり、市民からはより良い反応が寄せられているとされる。
また、議案第42号「副市長の選任」については、坂上 秀樹氏が任期満了となり後任に高橋 誠氏が提案された。篠原 実市長は高橋氏の行政経験を評価し、反対意見の出ない同意を求めてこの案を説明した。議会においては高橋氏が21票の賛成を得て新副市長に選任されることが決定した。
議場では、坂上副市長の退任に関して挨拶が行われ、「この8年間は光栄な経験であった」と述べる坂上氏から、市議会への感謝の言葉があった。市長も坂上氏の貢献を称え、感謝の気持ちを示した。新たに選任された高橋氏は「市政の発展に寄与するため全力を尽くす」と意気込みを語った。
教育委員会委員の選任も同様にスムーズに進行し、求められる同意を得て新たな任命が行われた。議会は一致団結して市民の期待に応えるよう努力する姿勢を強調した。