令和元年12月20日、四国中央市議会は第4回定例会を開催した。
本日は、12件の議案について審議が行われ、重要な決定がなされることとなった。
最初に議案第79号から第94号まで、一括議題として質疑が行われた。議案第80号、人権尊重のまちづくり条例に関しては、日本共産党の議員から、条例中の調査が身元調査お断りに逆行する懸念が示された。理事者は、これが人権施策の効果的推進を目的としたものであると説明した。最終的に、賛成多数で可決された。
議案第82号、令和元年度一般会計補正予算(第4号)についても同様の過程が経た。質疑では、システム改修委託料がマイナンバー関連か、お尋ねがあり、生活保護費と保健活動費が対象であるとの答弁があった。再度反対意見が出たものの、賛成多数での可決に至った。
また、議案第87号では新市建設計画が取り上げられ、実際にどの程度の事業が実現可能かが質疑された。合理的な優先順位の策定と合併特例債の活用が鍵になるとのことだった。
一方で、議案第95号監査委員の選任に関する審議が行われ、篠原実市長が井川剛氏を提案した。質疑の結果、異議なく選任が同意され、井川氏は、「公平で厳しい目線で職務を果たす」と決意を表明した。新たな監査委員としての期待が寄せられる。
会議の最後には、石津千代子議長が議会全体の議論に感謝し、市長が約14年連続で全国一となった紙パルプ業の成果を称えた。このような経緯を経て、本定例会は閉会された。