令和2年第1回四国中央市議会定例会が3月4日に開催された。議案では、様々なテーマが取り上げられ、特にコミュニティ・スクールや地域共生社会の実現に向けた取り組みが注目される。
まず、一般質問として篠永誠司議員は、コミュニティ・スクールについて言及した。学校運営協議会が設置され、地域と連携を持つことが目指されている点を強調した。市長の篠原実氏は、地域住民との協働が進むことを期待すると述べ、地域コーディネーターの役割についても言及した。この取り組みが地域の課題解決に寄与することが見込まれている。
また、地域共生社会の実現に向けた意見も出された。この観点から、坂上秀樹副市長は、生活支援や福祉関連の各部門を連携させる重要性を指摘し、行政の縦割りを改善する必要があると述べた。
さらに、篠永議員は学校給食費の徴収方法に関する課題を提示した。市長は、学校給食費の収納状況が大幅に改善されていると報告したが、未納の解消にはさらなる取り組みが求められる。特に、給食費の公会計導入についても検討が続いており、透明性向上と効率的な運営が目指されている。
国道11号バイパスの4車線化についても議論が交わされた。区間の4車線化には、未開通のバイパスとの連携を含め慎重な判断が必要とされ、最終的には全線開通が目指されているとの見解が示された。
最後に、府中市内で運動会の開催時期についても話題に上がった。市内の学校においても運動会の時期について意見があり、春の開催に向けた柔軟な対応が期待されている。
全体として、市の施策について議員の意見が交わり、今後の地域社会にどのように貢献していくのかに焦点が当てられた。